『一粒の米』（楽曲） - 主にレ・ロマネスクをメインに

楽曲の概要
歌詞
所感
謎というほどではない試み
YouTubeのMV

楽曲の概要

タイトル	作詞	作曲	時間	収録アルバム	MV	ストーリー性
一粒の米	TOBI/MIYA	KC	3:22	レ・ロマテラピー	あり	中

ごはんがあれば友達も恋人も金も仕事もいらないお米への偏愛を歌ったラブバラード
MIYAさんのソロパートがけっこうあり

歌詞

「きれいな水と　辺り一面の緑
オーガニック　土作りに3年
健康にもとても良い　カモが害虫を食べる
いただきます…白い…ごはん」

炊飯器のふたを開けると　湯気がのぼる
ひとつぶひとつぶが　立っている　輝いている
がまんできずに手についた　米つぶを口に
ほのかに芯が残る食感　ああ　この粘り気

きれいな水…流れる田んぼ、春田植えして、秋に刈る
炊きたてはもちろん美味しい
冷えてからも美味しい

みそ汁も漬け物も　それさえ何にもいらない
いつまでもかんでいたい　ごはんつぶ

カモが害虫食べました
ああ…においがする…アンモニアのような…
有機肥料だけで育ててます

みそ汁も漬け物も　塩も醬油もいらない
いつまでもかんでいたい　ごはんつぶ
友達も恋人も　話し相手さえいらない
いつまでもかんでいたい　ごはんつぶ
将来の展望も　金も仕事もいらない
いつまでもかんでいたい　ごはんつぶーーー
いらないいらないいらないいらない…
ごはん…ひと…つぶ…

「召し上がれ」

※歌詞のうち、この色・・・MIYAさんのソロパート

所感

謎の感動

この楽曲は、『アゲインをもう一度』と同様に謎の感動に襲われます。
歌詞をめちゃくちゃ冷静に読むと、ご飯への偏愛がエスカレートしまくる歌なんですが、その偏愛ぶりがあまりに突き進み過ぎて、かつ、メロディが心地良すぎて、結果的に聴けば聴くほど、一周か二周して感動します。

レ・ロマネスクの楽曲は、基本的にTOBIさんがボーカルで、MIYAさんはコーラスをされていますが、この『一粒の米』はMIYAさんのソロパートがけっこう多めにあるのが特徴の一つです。で、MIYAさんの声がめっちゃ美声です！！
TOBIさんはもちろんいい声なんですが、MIYAさんももっと唄わないのがもったいないくらいの美声です（ちなみに、『POYの季節』ではすべてをMIYAさんが唄われています）。
このMIYAさんパートの存在/美声ぶりも、謎の感動に一役も二役も買っている気がしています。

アイガモ農法

この歌詞の中で印象に残るフレーズとして、
「カモが害虫を食べる」
「カモが害虫食べました」
というものがあります。

初めてこの楽曲を聴いた時は、このあたりが何を指しているのかよくわかりませんでした。そこで、調べてみて、「アイガモ農法」というものがあることを知りました。
Wikipediaによると、以下のようです。

「アイガモ農法」とは
水稲作においてアイガモを利用した減農薬もしくは無農薬農法
「アイガモ農法」の効用
アイガモを放飼することにより、雑草や害虫を餌として食し排泄物が稲の養分となり、化学肥料、農薬の不使用によるコストの低減および、化学肥料による稲の弱体化を回避出来、病虫害の低減を図れる

すなわち、カモが害虫を食べることで、結果的により美味しいお米ができるということです。

ご飯が特においしいと感じる時

これはもう人それぞれ違いますが、お米が日本人の主食である以上、大半の人はご飯が好きだと思います。この歌詞のように、ここまで他のものを差し置いて好き！って人となると少数派と思われますが、それでも、特にご飯がおいしいと感じる時ってあります。

僕の場合は、「焼肉」のお供のご飯です。
焼肉に行くと、たいていまずは生ビールを注文して、塩タンあたりから始めて…っていうのがオーソドックスな流れかもしれませんが、、、僕はお酒が一滴も飲めないので、当然ビールを注文せず、烏龍茶スタートです。と同時に、最初の注文の時から必ず「白ご飯」を注文します。
焼肉と一緒に食べる白ご飯のおいしさたるや…。
焼肉の時は、白ご飯があれば、クッパもビビンバもいりません。
ちなみに、ビビンバなのか、ピビンパなのか、ビビンパなのか、どれが正解なのかわかりません。まぁ、これは、ペペロンチーニかペペロンチーノのどちらが正解かわからないパターンのやつですね。

その他

この楽曲の最後の方に「いらないいらないいらないいーらなーい」ってところがありますが（なぜかこの部分は、アルバム『レ・ロマテラピー』の歌詞カードには載っていませんでした）、この部分はTOBIさんの熱唱ぶりが非常に印象的です。美輪明宏感が漂っていて、憑依しているかのようです、、、そういえば、TOBIさんも美輪さんも髪の毛が黄色のロン毛という点では共通しています。