『POYの季節』（楽曲） - 主にレ・ロマネスクをメインに

楽曲の概要
歌詞
所感
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楽曲の概要

タイトル	作詞	作曲	時間	収録アルバム	MV	ストーリー性
POYの季節	MIYA	TOBI	3:05	レ・ロマボリューション	あり	高

やせたら着る服やせてから買えMIYAのソロシングル
断捨離したいけどできない背中を押してくれる歌

歌詞

リズムに乗ってPOY POY POY POY POY POY 袋の中へ
調子に乗ってPOY POY POY POY POY POY ただ入れるだけ
ダンダンダーン　シャッシャシャー
リッリッリー　らんららーー
もったいないとか　高かったとか　いつか売れるとか
そういうの　Adieu！

ぜんぶ　ポイポイポイポイポイ　やせたら着る服やせてから買え
ポイポイポイポイポイ　「いつか使うかも」のいつかっていつ？
ポイポイポイポイポイ　ためた紙袋使う日は来ない
ポイポイポイポイポイ　キレイな箱は資源ごみ
1,2,3（アンドゥートロワ）、1,2,3、1,2,3（Yeah!）

何も考えずPOY POY POY POY POY POY 次の袋へ
執着心をPOY POY POY POY POY POY かなぐり捨てて
ダンダンダーン　シャッシャシャー
リッリッリー　らんららーー
もらったとか　なつかしいとか　バチ当たるとか
そういうの　Adieu！

みんな　ポイポイポイポイポイ　捨てない言い訳をまずは捨てろ
ポイポイポイポイポイ　「誰かにあげたい」の誰かって誰？
ポイポイポイポイポイ　謎のケーブルの使い道はない
ポイポイポイポイポイ　読まない本はただの紙
1,2,3（アンドゥートロワ）、1,2,3、1,2,3（Yeah!）

ぜんぶ　ポイポイポイポイポイ　やせたら着る服やせてから買え
ポイポイポイポイポイ　「いつか使うかも」のいつかっていつ？
ポイポイポイポイポイ　ためた紙袋使う日は来ない
ポイポイポイポイポイ　キレイな箱は資源ごみ
1,2,3（アンドゥートロワ）、1,2,3、1,2,3（Yeah!）

所感

これはもう、いつ聴いてもハッとさせられる楽曲です。
ブログの記事を書こうと思ったら、ちょうど4/4でMIYAさんの誕生日でしたので、この楽曲をチョイスしました。

用語の整理

用語	意味
Adieu	フランス語で、「さようなら」「永遠の別れ」を意味する
アンドゥートロワ	Un, deux, trois（フランス語）で、英語では「one,two,three」の意味

MIYAさん作詞の楽曲

レ・ロマネスクの楽曲の作詞は、大半をTOBIさんがされています。TOBIさんとMIYAさんの共作もいくつかありますが、この楽曲はMIYAさんの単独作詞作品です。
TOBIさん作詞による楽曲がレ・ロマネスクの最大の魅力と思いますが、MIYAさんが作詞されたこの曲も実に素晴らしいです。

僕の中では、TOBIさんってサザンの桑田さんと、天才のベクトルが似ていると思っています（これについては共感されるかどうかはわかりませんが…）。
桑田さんのスゴさはいろいろとありますが、「いろんなジャンルの楽曲を作る」「いつも遊び心が満載」といったところがTOBIさんに通ずるものがあります。僕は30年以上サザンのファンですが、レ・ロマネスクのファンになったのも、このあたりが影響している気がしています。

で、ふと気づいたのですが、サザンのオリジナルアルバムには、原坊（原由子）のソロ曲が1曲は入っていたりします。「サザン＝桑田さんのボーカル」なんですが、原坊の曲は癒されるんですよね。サザンでいう原坊の曲が、レ・ロマネスクでいう『POYのっ季節』なんじゃないかと思っています（←いや、こう思ってるのは完全に僕だけかもしれませんが…）。

提言の整理

この歌詞では、断捨離のための様々な提言がされています。
その前に、まずは、歌詞に登場する捨てない『言い訳』を整理します。

捨てない言い訳
・もったいない
・高かった
・いつか売れる
・いつか使う
・もらった
・なつかしい
・バチ当たる
・誰かにあげたい

こういった言い訳に対して、畳みかけるように次のような提言をされています。

　やせたら着る服やせてから買え　

　「いつか使うかも」のいつかっていつ？

　「誰かにあげたい」の誰かって誰？

そして、怯んだところに、心に突き刺さる一言を浴びせられます。

　捨てない言い訳をまずは捨てろ

…そうなんです、人ってどうしても自分を正当化するために、自己防衛本能が働いて、ついつい言い訳を作ってしまいます。これはもう無意識のうちに。
よく考えると、わかってるんです、、、それがただの言い訳に過ぎず、本当はよくないってことを…。でも、言い訳してしまうんです。

・・・そんな深層心理を見透かされたように、突かれてしまいました！！

そして、「捨てられない症候群」の人たちにとって、ついつい捨てられない物を捨てましょう！と提言されます。しかも、捨てるべき理由がどれもグサリと刺さります。

捨てるべきもの	なぜ捨てるべきか？
ためた紙袋	使う日は来ない
謎のケーブル	使い道はない
キレイな箱	資源ごみ
読まない本	ただの紙

確かに、ためた紙袋、、、使う日はゼロではないものの、増える一方です。
それから、謎のケーブル、、、なんかよくわからんけど、いつどう使うかわかりませんが、捨てられません。
わりと高級めのお菓子のキレイな箱なんて、まさに「いつか使うかも…」って思って捨てられません。
読まない本も「いつか読むはず…」っていっぱいあるんですが、ほぼ読むことはなく、そして、次々と新しい本を買っていきます。なんやったら電子書籍に軸足を移していて、以前に買った紙の書籍はますます読まなくなる傾向にあります。

…そんなことを踏まえると、「使う日は来ない」「使い道はない」「資源ごみ」「ただの紙」はどれも言い返せないような、ぐうの音も出ない提言です。

僕はまさに、なかなか物が捨てられないタイプの人間なんで、この歌詞はすべてが心に突き刺さりまくります。物を整理しないといけなくなった際には、この『POYの季節』を聴いて、背中を押されながら断捨離に勤しむことにします。