主にレ・ロマネスクをメインに

つれづれなるままに、レ・ロマネスクについて、あれこれ書き綴ります

『ジュテームのコリーダ』(楽曲)

 楽曲の概要

タイトル 作詞 作曲 時間 収録アルバム MV ストーリー性
ジュテームのコリーダ TOBI TOBI 3:32 レ・ロマテラピー あり
  • 別れた恋人への心残りを唄ったラテンダンスチューン

歌詞

「まだまだあいつを、ジュテーーーーーーーーー」

 

低気圧が近づいたら 別れたあいつに会いたくなる
向かい風の中飛ばしていく 誰もいない街飛ばしてく
あいつがすべって転ぶ姿見たら きっぱりあきらめる
”わ”ナンバーの2tトラック いっぱいに詰め込んできた

百万本のバナナの皮 百万本のバナナの皮
あいつの家の玄関先に 黄色い茶色いバナナの皮
ふるえる手でばらまいて逃げる

 

ジュテーム ジュテーム ジュテームのコリーダ
隣のビルから 双眼鏡で様子を見てる
ジュテーム ジュテーム ジュテームのコリーダ
出てきたあいつ 驚いてすぐドアを閉めた
ジュテーム ジュテーム ジュテームのコリーダ
今夜もころばなかった(Ah) 心 心 心 残りーダ


あいつが転ばなければ 皮は回収してぜんぶ取っておく
次の低気圧待ちながら 油とワックス塗っておく
「どうか転べ転べすべって転べ」と口では言ってるけど
本心じゃ転んでほしくない 今が私 一番楽しい

百万本のバナナの皮 百万本のバナナの皮
あいつの家の形に合わせ きれいに並べるバナナの皮
見つけた私のライフワーク

 

ジュテーム ジュテーム ジュテームのコリーダ
遠くの山から 望遠鏡で様子を見てる
ジュテーム ジュテーム ジュテームのコリーダ
出てきたあいつ ニオイに気づいて足を止めた
ジュテーム ジュテーム ジュテームのコリーダ
今夜もころばなかった(Ah) 心 心 心……

ジュテーム ジュテーム ジュテームのコリーダ
今日もバナナを食べて低気圧来るのを待ってる
ジュテーム ジュテーム ジュテームのコリーダ
おかげでビタミン・オリゴ糖・鉄分・カルシウム
ジュテーム ジュテーム ジュテームのコリーダ
今夜もころばなかった(Ah) 心 心 心 残りーダ

 

「……ム!」

所感

何回聴いても飽きない楽曲です(レ・ロマネスクの他の楽曲もそうではありますが…)。
まずは用語の整理をしておきます。

用語の整理
用語 意味
ジュテーム

Je t'aime(フランス語)で、
英語では「I love you.」の意味

コリーダ corrida(英語)で、
(スペインの)闘牛。
1976年公開の日仏合作映画
愛のコリーダ』(大島渚監督)が有名
”わ”ナンバー レンタカー用のナンバー


 用語を整理したところで、早速感想を書きたいところですが、その前に「謎の試み」をした上で、「トゥーマッチな深読み」で深い感想を書くことにします。

 ちなみに、このタイトルの解釈について、TOBIさんご本人のツイートがあるとファンヌの方に教えていただいたので、以下に追加で埋め込みます。

 

謎の試み

『ジュテームのコリーダ』を聴いて、特に印象的な歌詞はやはり「百万本のバナナの皮」ではないでしょうか。
そこで、ここでは、「百万本のバナナの皮」をテーマに謎の試みをしてみます。

「百万本のバナナの皮」はどれだけの重量か?

先日バナナを食べた後に、皮の重量を量ってみたところ、50gでした。大きいバナナから小さいバナナまでいろんなサイズがありますが、おそらく標準サイズのバナナです。今回の検証では、「1バナナの皮=50g」として算定することにします。

さて、「百万本のバナナの皮」ということですので、早速算定してみましょう!

 50g × 1,000,000本 = 50,000,000g = 50,000kg = 50t

 なんと、50トンもあるんです!!

 この歌の主人公は、”わ”ナンバーの2tトラックいっぱいに詰め込んできたわけですが、2tトラックを25台もチャーターする必要があります!!!

大関小錦の現役時代は250kgほどありました。そのため、小錦200人分です!!
(50,000kg÷250kg=200人)

小錦ですら200人分ですが、細身の小柄な女性:50kgとすると、1,000人分です!!
(50,000kg÷50kg=1,000人)

50t、恐るべしですね。
あ、そういえば、『キン肉マン』のキン肉星王位争奪編のキン肉マンマリポーサチームの副将「キング・ザ・100トン」は、これの倍ってことです、、、キング・ザ・100トン、恐るべしです。…っていうか、100トンの重みに余裕で耐えているリングがスゴイ!!

 「百万本のバナナの皮」はどれだけの体積か?

 重量を試算したところ、思いのほか、とんでもない重量でした。
では次に、どれくらいの体積があるのかを試算してみます。

まず、通常サイズのバナナの長さはおよそ15cmです。
続いて幅と高さですが、中身がなくて皮のみですのでサイズは小さく、幅:3cm、高さ:2cmと仮定します。
すなわち、「1バナナの皮=長さ:150mm、幅:30mm、高さ:20mm」として算定することにします(計算の便宜上、cm⇒mmに変換しました)。

さあ、これをどのように算定するかですが、、、歌詞で2tトラックが登場していますので、2tトラックを使ってみましょう。
TOBIさんと違って、僕はトラック事情に全く詳しくないため、ネットで調べた中で、「いすゞ:エルフ(フォワードジャストン)」をピックアップします。
その荷台のサイズは、「長さ3,150mm×幅1,775mm×高さ2,115mm」となっていました。

早速試算してみましょう!

◆長さ:3,150mm ÷ 150mm = 21本
◆幅:1,775mm ÷ 30mm = 59.16 ≒ 59本
◆高さ:2,115mm ÷ 20mm = 105.75 ≒ 105本

 2tトラック1台あたり:21×59×105=130,095本

 ⇒1,000,000本 ÷ 130,095本 = 7.69 ≒ 7.7台

 なんと、2tトラックの荷台いっぱいに詰め込んだとして、7.7台分もあるんです!!

しかし、ここで1つトラップがあります。
それは、2tトラック(いすゞ:エルフ)は最大積載量が2tということです。

そのため、以下も算定しました。

 50g × 130,095本 = 6,504,750g = 6,504kg = 6.5t

バナナの皮を、2tトラックの荷台いっぱいに詰め込むと、6.5tになってしまいます。
そのため、実際には2tトラックの荷台の1/3弱しか積めないようです。
結果的に、重量から試算した、25台の2tトラックが必要になります。 

 

「100万本のバナナ」はどれだけの栄養か?

歌詞の終盤で、主人公がバナナを食べまくったことで、「おかげでビタミン・オリゴ糖・鉄分・カルシウム」とあります。そう、バナナは栄養価が高いわけです。
では、100万本のバナナはどれほどの栄養になるのでしょうか。

ネットでいろいろと調べたところ、1本のバナナ当たりのこれらの栄養素の含有量は以下の通りです。

栄養素 含有量
ビタミンB-1
0.05mg
オリゴ糖
0.3g
鉄分
0.3mg
カルシウム
6mg
炭水化物
22.5g
エネルギー
86kcal

 それでは、100万本だとどうなるか試算すると以下の通りになります。

栄養素 100万本換算
ビタミンB-1
50g
オリゴ糖
300kg
鉄分
300g
カルシウム
6kg
炭水化物
22.5t
エネルギー
86,000,000kcal

(エネルギー以外は単位を繰り上げました) 

なかなかエグイですね。
大関小錦の全盛期を超える重量のオリゴ糖となります。
そして、炭水化物に至っては、な・な・なんと22.5tです!!
炭水化物ダイエットの目安として、よく1日あたりの炭水化物摂取量を150g以下に抑えると言われますが、仮に1日150gずつ食べたとしたら、410年(≒150,000日=22,500,000g÷150g)かかるほどの炭水化物です。江戸幕府ができた直後から毎日摂取していないとダイエットになりません。

では、エネルギーをご飯に例えたら何杯分になるのでしょうか。
ご飯1杯:140gとすると、235kcalらしいです。
試算すると、365,957杯(≒86,000,000kcal÷235kcal)に相当します。
朝・昼・晩、毎食おかわりして2杯ずつ食べて1日あたり6杯食べたとして、167年(≒60,992日=365,957杯÷6杯)かかるほどのエネルギーです。ペリーが黒船に乗って来航した直後から毎日欠かさず食べてようやく現在に至れます。

100万本のバナナの栄養、恐るべしです!!

 

「100万本のバナナ」をどれだけの期間で食べたのか?

たくさんバナナを食べたことで、めちゃくちゃ栄養を摂取したということですが、果たしてどれだけの期間でこれらを食べたのでしょうか。
普通はせいぜい1日1~2本の摂取と思いますが、それでは100万本のバナナの皮を生み出すことはできません。ここはがんばって、1日50本のバナナを食べたとして試算してみましょう。

 1,000,000本 ÷ 50本/日 = 20,000日 = 54.8年

1日50本ずつ欠かさず食べたとしても、50年以上かかってしまうんです!!
1日100本ずつ食べたとしても、25年以上かかるわけですね。
実際のところ、1日何本食べたのか、家族や友人にも食べてもらいながらバナナの皮を集めたのかは定かではありませんが、100万本のバナナの皮を調達しようとすると、数年単位でかかるのは間違いありません。
この執念のスゴさは、人生の半分以上をあいつのことを祝っていた『祝っていた』の主人公に通じるものがあります。

 

今回の計画の発生コスト

「別れたあいつがすべって転ぶのを見る計画」には、相当な資金が必要です。
具体的には、

  • バナナの購入代金
  • 2tトラックのレンタカー代金
  • 2tトラックの運転手及び補助者への謝礼

は最低限必要になります。

 

<バナナの購入代金>

これだけたくさんのバナナを購入しますので、当然ながら、セール品を狙うはずです。
スーパーのセール品で、だいたい5本100円くらいが相場でしょうか。
となると、100万本を調達するといくらかかるかというと…

 100円 ÷ 5本 × 1,000,000本 = 20,000,000円

2,000万円かかります!!!
統計局のHPの家計調査報告で2019年の貯蓄額の中央値は1,000万円程度で、それの2倍です。ちゃんと貯蓄している人がすべての貯蓄を切り崩して、バナナを購入することになります。


<2tトラックのレンタカー代金>

「”わ”ナンバーの2tトラック」ということで、レンタカーなわけですが、100万本のバナナの皮を運ぶには25台が必要になります。

レンタル代金は、レンタカー屋さんによりますが、だいたい3時間10,000円ほどのようです。 
この計画は、誰かに見られたらマズイし、「誰もいない街飛ばしてく」という歌詞からも、夜中に実行されていると考えられます。せいぜい9時間くらいで片をつけたいと仮定します。
さらに歌詞から判断すると、少なくとも2回は実行していますので…

 10,000円 × 3(9時間÷3時間) × 25台 × 2回 = 1,500,000円

150万円と大金ではありますが、バナナの2,000万円を前にすると霞んでしまいます。

 

<2tトラックの運転手及び補助者への謝礼>

2tトラック1台あたり13万本のバナナの皮を積んでいますが、それらを並べるとなると、かなりの人手が必要になります。
非現実的な仮定かもしれませんが、1人1秒あたり1本を並べるとして、9時間で作業を完了させるのにどれだけの人員が必要か試算します。

 9時間 × 60分 × 60秒  = 32,400秒
 130,095本 ÷ 32,400秒 = 4人
 4人 × 25台 = 100人

 ざっと100人は雇う必要があります。
9時間とけっこう長い時間で、しかも犯罪の片棒を担ぐような仕事となりますので、日当20,000円くらいはないと引き受けてもらえないでしょう。
となると、200万円(=20,000円×100人)はかかります。

 

これらのコストを合計すると、

 2,000万円 + 150万円 + 200万円 = 2,350万円

 となります。

ただし、この試算には考慮できていない要素がいくつかあり、例えば、計画が失敗してバナナの皮を回収する際にも人手がいりますが、その分の拘束時間は入っていません。
もっと深く厳密に考えると他にも考慮すべき要素が多数あると思いますが、、、少なく見積もっても、2,350万円はかかっているということです。

「百万本のバナナの皮」は、謎の試みをする要素満載です。

 

トゥーマッチな深読み

いくつかの角度から謎の試みをしたところで、感想を書いていきます。
ここでもいくつかの切り口で歌詞を見つめてみます。

主人公はどんな人なのか

実はこの歌詞では、主人公の性別が明かされていません。
深く読んでみても、主人公の性別を窺い知る情報がありません。
強いて言えば、別れた恋人を「あいつ」と呼んでいるくらいですが、これは男女ともにあり得ることです。
結果的に結論を得られていませんが、僕はなんとなく、「主人公は女性」をイメージして聴いています。

それから、この主人公は、一度こうと決めたら周りが全く見えなくなり、冷静な判断ができずに突き進むタイプといえます。
とにかく未練がいっぱいあって、以下の思考回路を経たと思われます。
「なんとか未練を断ち切りたい!」
 ⇒「あいつがすべって転ぶ姿を見たい!!」
  ⇒「すべって転ぶと言えばバナナの皮!!!」
   ⇒「確実にすべって転ばせるためには大量のバナナの皮を準備するしかない!!!!」

まぁ、たしかに「バナナの皮で滑る」というイメージはあります。
なぜそんなイメージがあるのかよくわかりませんが、僕の場合、真っ先に頭に浮かぶのは「マリオカート」です。バナナの皮を投げると、カートがすべってスピンします。
ただ、これまで現実世界で、バナナの皮ですべって転んだ人に会ったことがなく、そういった光景を見たこともありません。
すなわち、経験則的に、この「バナナの皮アプローチ」が有効なのかどうかは微妙なところなんですが、イメージ先行で「バナナの皮アプローチ」を採用したわけです。
しかし、このアプローチは軽い感覚で採用できるものでもありません。「謎の試み」で考察した通り、莫大な費用と時間がかかります。いろいろな制約の中で、普通の人間は実現困難です。そんな中、この主人公はやり終えたのです。これはもう一周して賞賛すべきレベルの執念です。

 低気圧の位置づけ

この楽曲の歌詞の中で、「低気圧」という言葉が3回登場します。

  1. 低気圧が近づいたら 別れたあいつに会いたくなる
  2. 次の低気圧待ちながら 油とワックス塗っておく
  3. 今日もバナナを食べて低気圧来るのを待ってる

このうち、1回目の「低気圧」と2回目/3回目の「低気圧」は主人公にとっての位置づけが変わってきます。
まず1回目は、「別れたあいつに会いたくなる」要因として「低気圧」を挙げています。実際、気圧が下がると、副交感神経が優位になって気分が重く沈んでしまったり寂しくなったりすることはあるようで、その結果、元恋人に会いたくなるということは、実は一般的にもよくあることなのかもしれません。すなわち、1回目は、「低気圧」の影響によって、別れたあいつに会いたくなったと言っているわけです。
これに対して2回目/3回目では、そんな「低気圧」を待ってしまっています。1回目の時から、大きな心境の変化がありました。
その心境の変化を表す歌詞が以下です。

  • 「本心じゃ転んでほしくない 今が私 一番楽しい」
  • 「見つけた私のライフワーク」

当初は、「別れたあいつの未練を断ち切るために、すべって転ぶ姿が見たい!」っていうのがきっかけだったわけですが、いつの間にか、この「バナナの皮アプローチ」自体にハマってしまいました。

「謎の試み」でも考察した通り、この計画には莫大な費用と時間がかかっており、まさにライフワークといえます。これが「楽しい」と思えないと、この計画は継続できません。…いや、「楽しい」と思うだけでは継続が難しいレベルの莫大な費用と時間です。おそらく一種の中毒症状になっていたと思われます。病院で診察してもらったら、何らかの病気と診断されるレベルの精神状態だったと思います。

バナナの皮計画の試行回数

このとんでもない費用がかかる計画について、主人公が何回試行したかについて、この歌詞だけでは窺い知れません。しかし、以下の歌詞を考え合わせると、少なくとも2回は試していることになります。

  1. 隣のビルから 双眼鏡で様子を見てる
  2. 遠くの山から 望遠鏡で様子を見てる

「あいつがすべって転ぶかもしれない瞬間」は1度だけなので、その1度を見るために、隣のビルと遠くの山から同時に見ることはできません。そのため、これらは別の機会ということになります。
さらに興味深いのは、1回目が「隣のビルから」だったのが、2回目が「遠くの山から」になったことです。最初はわりと近くから見ていたのが、2回目は遠くから見ることに変更したということです。本来、「すべって転ぶ姿を見たい」なら、近くから見たいはずで、実際に1回目はそうしたにもかかわらず、2回目は遠くから見ることにしたのはなぜなのか!?

僕の予想は、1回目の試行後、警察沙汰になったのではと考えます。
僕は法律の専門家ではないので、「別れた恋人の玄関先に百万本のバナナの皮を置くこと」がどんな法律に抵触するのかはわかりませんが、でも確実に何らかの法律を用いて有罪にできるはずです。
で、1回目の試行後には、以下の歌詞があります。
「出てきたあいつ 驚いてすぐドアを閉めた」

出かけようとドアを開けたら、目の前に百万本のバナナの皮があったら、そりゃあもう驚きます。完全にパニックになるはずです。で、普通の感覚なら110番通報するでしょう。
警察が駆け付ける前に、百万本のバナナの皮をすべて回収して逃走できたのが奇跡としか言いようがないですが、おそらくパトカーのサイレンを耳にしたのではないでしょうか。
そして、主人公は葛藤しました…。
「ヤバい、警察沙汰になってしまった…。どうしよう…。」
でも、この主人公はその時点ですでに中毒症状に陥っていました。
もはや後戻りできず、低気圧を待ちながら、油とワックスを塗って、より周到な準備を進めて、2回目の試行に至ったわけです。
ただ、警察の影がチラついて、「隣のビル」から「遠くの山」に変更したのではないでしょうか。

この歌詞の裏のテーマ

2019~2020年にかけて『FACTFULNESS』という書籍がベストセラーになりました。
簡単に言うと、
「イメージや思い込みではなく、データや事実に基づいて世界を読み解こう」
というものです。

なぜいきなり『FACTFLNESS』が出てきたのかってことですが、この『ジュテームのコリーダ』の歌詞は、まさにFACTFULNESSと密接に関係しています。

僕がこの楽曲を何度も聴いて、頭にイメージした光景は、

「2tトラックいっぱいに百万本のバナナの皮を詰め込んで別れた恋人のところに行く」
というものです。
そのイメージの中では、トラックは1台で、その1台の荷台に百万本のバナナの皮がぎっしりと詰め込まれています。

しかし、「謎の試み」の考察の通り、実際に百万本のバナナの皮を持参しようとすると25台の2tトラックが必要となります。
しかも、重量の関係で、2tトラックの荷台にぎっしり詰め込むことはできず、1/3弱しか入っていません。

実際に(←まぁ、そもそもがフィクションで、「実際に」って言う方がおかしな話ではありますが…)、百万本のバナナの皮を25台の2tトラックで持参したのか、百万本のバナナの皮のうち、2tトラック1台に詰め込める分だけを持参したのかはわかりませんが、少なくとも、真っ先に頭に浮かんだイメージとは違っているわけです。

・・・そう、まさにFACTFLNESSですね。

『FACTFLNESS2』がリリースされるとしたら、是非この『ジュテームのコリーダ』を考察の題材に取り上げてほしいものです。

 

 

 その他

とはいえ、これはあくまでもフィクションなので、実現可能性とか、そういうのはどうでもいいんです、、、…ここでちゃぶ台返しみたいにこんなこと書くのもどうかって感じではありますが。

レ・ロマネスクの楽曲は、どれも甲乙つけがたい名曲揃いですが、その中でも、この『ジュテームのコリーダ』は、特に好きな部類の曲です。
好き過ぎて、しょっちゅう聴いていて、歌詞が染み込んできたら、気づいたらこのような謎の試みに足を踏み入れていました…。

とにかく、世間の多くの人が『ジュテームのコリーダ』を知っていて、当然のように口ずさめる時代になってほしいものです。

 

ちなみに、冒頭に「まだまだあいつを、ジュテーーーーーーーーー」という歌詞がありますが、最後に「……ム!」があるのも、この歌詞が深いところです。

 

YouTubeのMV

『ジュテームのコリーダ』のYouTube公式動画です。
レ・ロマネスクのお二人は基本的に右下のワイプに映っていますが、実は振付けが非常におもしろいです。ついつい画面の真ん中の複数人の外国人のダンス(?)に目が行ってしまいますが、是非右下のレ・ロマネスクのお二人の振付けにもご注目ください。


ジュテームのコリーダ / レ・ロマネスク

 

 MP3でダウンロードもできますので、聴きまくってください。

ジュテームのコリーダ

ジュテームのコリーダ

  • 発売日: 2015/07/30
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 

また、アルバム『レ・ロマテラピー』 にも収録されています。

レ・ロマテラピー

レ・ロマテラピー

 
レ・ロマテラピー

レ・ロマテラピー

  • 発売日: 2017/10/24
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 

YouTubeのチャンネル登録はこちらから↓

レ・ロマネスク - YouTube

公式チャンネルにはたくさんの動画がアップロードされています。
観ているうちにハマっていき、だんだん中毒になり、気づいたら幸せな気分になっています。是非チャンネル登録して、レ・ロマネスクのいろんなMVを観てください。